私、拾われました!
鍵を開けた瞬間に立っていたのは、水の入ったバケツを持った女子生徒。


バケツがこちらに飛んで来て、制服がビショ濡れだ__



「召使いの癖に聖王学院に来ないで下さらない!!」

「久遠様にどうやって取り入ったのか知らないけど、他の生徒は貴方を認めないから!」

「不細工の癖に!!」



召使い如きが通ったらいけない学校だった。


しかし、それごときで学校を辞めようなんていう思考回路にはならない。






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