私、拾われました!
高校に行くのは、私の憧れだった訳だ。



「聖王学院から出て行っていってくれないでしょうか?」

「無理!!」



私は学校に通いたいんだ。



「そんな事言って後悔するのは貴方よ!」




そう言われた瞬間、私の名前を呼ぶ久遠の声が聞こえた。

目の前に現れたのは、キレた表情の久遠。

大量の野次馬を怒鳴ったかと思えば、トイレに続く道が開いた。



水浸しにになった私を抱き締める久遠。






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