私、拾われました!
久遠は私を守ろうとしてくれている。


でも、やり過ぎじゃないか!!!



「早く出て来いよ!!
美琴に水を掛けた奴は、この学校に居れなくしてやるから!!」



そう言って、怪しい笑みを浮かべている久遠。



独裁者。



そんな単語が頭に浮かんでは消えた。



何時までたっても名乗りを上げない生徒にシビレを切らした久遠は信じられない行動を取った。



何故か、沙羅の席に向かって歩き始めたのだ。
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