私、拾われました!
その指先は小刻みに震えている。



「どうしたの?」



私をシカトするならすればいい。

そう、構えた瞬間だった。



「白雪さん……。
白雪さんが、財前財閥の使用人って事バラしたの私なの……」



それくらい__




「分かってる……」

「私、本気で久遠様の事が好きで……。

でも、もう白雪さんにヤキモチ焼いたりしないから……。
久遠様と白雪さんの事を応援するから……、仲良くしてくれませんか?」
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