私、拾われました!
普通に体育の授業を過ごして、次は四時限目の授業。


隣に座っている久遠を見た瞬間、目が合った。


何故か、顔を真っ赤にしてこちらを見ている久遠。



「た、体育の授業が心配で様子を見に行ったけど、大丈夫そうだったな!」

「え、えっ!見に来たの?」

「当たり前だろ。下の者を見るのは俺の役目だ!!」



下の者って。

私は久遠の下で無く、財前財閥で働いている。




「なんもされて無くて安心した」

「だ、大丈夫に決まってるでしょ!」
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