私、拾われました!
そう言われたかと思った瞬間に、身体がグラリと傾いた。



バタン__



「へっ?」

「相手が久遠だったから諦めていたのに、何で創なんだよ……」



何故か、匠にベッドに押し倒されている状態で焦ってしまう。


驚く程整った顔にサラサラの黒髪。

勉強ばかりしているイメージだったのに、細くて鍛えた身体。



「あ、あの……」

「なあ?」

「は、はい……」

「俺じゃ、恋愛対象にならない?」
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