私、拾われました!
やたらと、素直な久遠にしめたとばかりの表情を浮かべた母親。




「そうよ、美琴!!
あなた元は悪くないんだから、オシャレをしなさい!!」



そりゃあ、私だってオシャレくらいしたいけど!!!



「服にお金を掛けるなんて勿体ない!!!」



そう言い放った瞬間、ニヤニヤした顔でこちらを見た久遠。




「本当に美琴って貧乏が身体に染み込んでるな!
まあ、いい__

仮にも俺とデートする仲の女がみみっちい格好をしているのは我慢出来ないから、色々プレゼントしてやる!!!」

「げっ……」
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