私、拾われました!
「こちらは、現金のみ使えます」

「俺、現金持ってねえ……」




絶望した表情の久遠と目が合った。

久遠がお金が無くて困るなんて思っていなかったから、笑いそうになってしまう。




「お金を下ろせば?」

「だりぃ!ちょっと、待っとけ!!」




そう言われ、UFOキャッチャーの前で待った。

数分後。




「ねえねえ!何してるの?」

「暇してるなら遊ぼうよ!!」




明らかにチャラい3人組の男が私に声を掛けてきて戸惑ってしまう。

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