私、拾われました!
「いえ、今、友達待ちなんで……」



彼氏を待っていると言えば諦めてくれる。

そうは思ったが、嘘でも久遠を彼氏扱いする事に抵抗が有った。




「なんだ!
友達も居るのか!!皆で、遊ぼう!!」

「い、いえ。結構です」

「そんな事言わないで、遊ぼうよ!!」




やけにしつこい男性に囲まれ、恐怖を感じていると手首を握られた。

怖い、怖い、怖い。

焦っていると良く聞きなれた声がして振り返る。




「何してんだよ__」
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