私、拾われました!
そこに居たのは、明らかに不機嫌モードの久遠。




「コイツに話しかけるんじゃねえよ!!」




そう言いながら、私の身体を引き寄せた。

何故か、久遠をジーッと見つめている男性陣。

何故かニヤリと笑い久遠に近付いた。




「お前、何処かのおぼっちゃま!?」




何故分かったんだろうと感心していると、その理由が明らかになった。




「あ!?」

「だって、服もアクセサリーも全部ブランド物だろ!お前!!」

「あ?お前誰をお前扱いしてるんだよ」




久遠は短気なのかも知れない。

殺人鬼のような目で、話し掛けてきた男を睨んでいる。














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