私、拾われました!
「よく、三人相手に勝てるよね……」



ついつい本音が出た私。



「久遠様は格闘技が得意で、負けた事が無いんです……」




そう言ったのは、運転手。

だから、焦らなかった訳ね……。


しかし、格闘で無敗なんて久遠らしい__




そんな事を思っていたら、凄い勢いで私に近付いて来た久遠。

その唇から出た言葉は信じられない物だった。



「おい!美琴!!
お前は隙が有るからこんな奴らに絡まれるんだよ!!

もっとしっかりしろ!!」



す、隙。





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