私、拾われました!
「お客様……。

この景品はアームで挟んで取るのでは無くて、角を押してずらしていくような感じです……」

「うっせえ!!
それを、今閃いた所なんだよ!!」

「も、申し訳有りません」

「俺に出来ない事なんて無いから、指図するな!!」




久遠を見ていると、子供の相手をしているような気分になってしまう。


絶対、玲の方が大人……。




そんな事を考えていると、オルゴールの箱をずらして行く久遠。

せっかくなのだから、取りやすい場所に景品を置いて貰えばいいのに……。



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