私、拾われました!
「やる!!」



そう言って差し出してきたオルゴールを、はしゃぎながら受け取った。



「ありがとう!
んー!!可愛い!!」

「ほ、他に欲しいの無いか?」

「これだけで十分だよー!」

「景品を取るコツは分かったから見てみろ!!」

「あ、ありがとう!」




二人でゲーセン内をウロウロし始めた。



「また変な男に声を掛けられたら困るから、俺の傍にいろよ!」



そう言ったかと思うと、手を繋いで来た久遠。
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