私、拾われました!
久遠の気分が良くなっている事が、ニヤケ具合で伺える。



「そっか!
俺の事そんな風に思っていたのか。
確かに、俺はパーフェクトだな!だからさ……」

「な、何!?」

「お、俺は良いんだぞ!」

「な、何が!?」

「お前、鈍いな!!
まあ、説明してやるか!!
要するに、美琴がそんな風に俺を見ているなら、仲良くなりたいとか思うだろ?」



なんだか、嫌な予感がする。



「別に」



冷たくそう言って、烏龍茶を一気飲みした。




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