私、拾われました!
「本当に!?」

「もちろん!!」

「僕、早く大人になるから待っていてね!」



そう言うと、私の持っていた絵を手に取った玲。



「僕が飾る所決めてあげる!」

「は、はい。でも、お身体大丈夫ですか?」

「僕だってもう中学生。
少しは大人だから任せて!!」




そう言うとチェストの上に絵を飾った。



「僕の書いた絵が美琴の部屋にあるなんて嬉しいなぁ」



そう言って、笑顔を浮かべた玲を見ていると天使が降りて来たんじゃないかなんて真面目に考えてしまう。
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