私、拾われました!
「蜂蜜を少し多めに入れて……」

「はい」


蜂蜜多めなんて可愛いな。

高級そうな蜂蜜の容器を探し当てると、温かいミルクに溶かしていく。


「玲様、どうぞ!」


甘さの加減を心配しながら、玲に渡すとカップに口を付けた。


「暖かくて……落ち着く……」


ぶっちゃけ呼び出されたのが、匠や久遠じゃなくて安心する。


しかし、玲は人形みたいに顔立ちが整っていて綺麗だ。

睫毛も長くて、伏せ目がちな目から視線が外せない__

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