私、拾われました!
そんな事を考えながら瞼を閉じた。


幸福感で胸が張り裂けそうな中、良い匂いに包まれ眠りに着いた。



◇◇◇

鳥の囀りが聞こえ、瞼を開けると外は薄暗い。


今日は日曜日。

休みだが、今日も仕事。


しかし、その事実に一切ストレスは感じない。

財前財閥の皆さんにはお世話になっているから、少しでも役に立ちたい。


そんな気持ちでいっぱいいっぱいだった。



ベッドから起き上がると、大きく身体を伸ばして喝を入れる。

< 324 / 437 >

この作品をシェア

pagetop