私、拾われました!
ドアを開くと、パソコンを見ている久遠が見えた。



「何、見てるんですか?」

「み、美琴には理解出来ない難しいサイトを見ていたんだよ!!」




そう言って、慌ててパソコンを閉じた久遠。

やましいサイトでも見ていたのだろうか……。



そんな事を考えていたら、久遠の方から熱い視線を感じた。

久遠が見ていたのは、私が持っている紙袋。




「おい!美琴!」

「はい?」

「そ、その紙袋は俺にプレゼントか?」

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