私、拾われました!
何故か顔を真っ赤にして口を噤む久遠。



「な、なに?」

「……」



言葉を発さなくなってしまったから、沈黙が続いた。




「あ、あの……」




申し訳無さそうに、そう口にしたのは古着屋の店員さん。

ウェーブのかかった可愛い髪に、ハンドメイドっぽいアクセサリー。

それに、店のコンセプトに合ったワンピースを着こなしていて凄く可愛い。




お洒落な女の子。



「どうしましたか?」


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