私、拾われました!
「美琴。
お前の事だから疲れただろ?
美琴の行きたい店で休んでやってもいいぞ」




さっき、玲と喫茶店でサボっていたから少しも疲れていない。

が、サボっていた事をバレる訳には行かない……。




「う、うん。ありがとう」





私が選んだのは、レトロな雰囲気の喫茶店。




「げっ!!
こんな古い店入って大丈夫なのか!?」

「古いんじゃないの!!
こういうのを味がある店って言うの!!」



しかめっ面で失礼な事を口にした久遠に喝を入れた。
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