私、拾われました!
「お、俺ともか?」

「へっ?」

「俺と話していても楽しいのかと聞いているんだ!答えろ!!」




そう聞いてきた久遠の顔は耳まで真っ赤で、目が泳いでいる。

やっぱりこの人は一緒に居るだけで楽しいという事を理解していない__




「楽しいよ!」

「そ、そうか!」




純粋に喜んでいる久遠が愛おしくて仕方ない。


身体は大人だけど、小さな子供の相手をしているような気分になってしまう。

なんだか、胸がドキドキうるさいのは気のせいだろうか__
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