私、拾われました!
「な!な、訳ない!!!」

「本当。美琴は素直じゃ無いよな!!」

「……」



なによ、それ。

それじゃ、私が久遠の事好きみたいじゃない。


確かにドキドキしたりしたけど……、

こんな人__



そう思ったはずのに、私の言葉なら信じれると言ってくれた久遠を思い出してしまう。


赤らむ頬。



久遠にはバレたくない__



そう思って顔を逸らした瞬間、こちらに寄って来る久遠。


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