私、拾われました!
「ご、ごめん。これ、仮病……」



てっきり、怒られると思っていたのに__



「心配掛けないようにする為に元気なふりしてんじゃねーよ!
ベットに横になれ!」

「あ、はい」



余りに、久遠の表情が優しくて綺麗だったから、言葉に従ってしまう私。


なんだか、普通の人とは明らかに違うオーラにタジタジになってしまった事も事実だ。



「玲!美琴に話が有るから二人っきりにしてくれ」



気のせいかも知れないが、悲しそうな表情で部屋を出て行った玲。
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