私、拾われました!
「ああ、ずっと、美琴の事好きだった__」

「え、ずっと!?」

「ああ。
子供の時から__」

「はっ!?何で!?」



今でも鮮明に覚えているが、久遠に食べ物をたかった記憶しかないんですけど……



「あの時の美琴乞食みたいだったな」

「……」



まさか、みすぼらしい姿に惚れたとか?

ま、マニアック……



「相当空腹だっただろ……」

「うん……」

「なのに、美琴。
まだ、満腹になってない状態で、家族に持って帰る飯を分けてたじゃないか?」
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