私、拾われました!
アイツ(久遠)の事だから、私をからかって遊んでるだけ。


それでも、誰かを幸せな気分に出来る自分に自信を持つ事が出来た。


働いて喜びを得るとは、こんな感覚だろうか。


「べ、別に、俺は楽しそうになんてしてねえよ!!」


顔を真っ赤にしてそう言い放つ久遠が子供みたいに見えてくるから不思議。


創には場を和ませる力が有る。

そんな事を考えてしまいながら、創に視線を送った。


真面目な顔をして、バスローブを久遠に羽織らすと私を連れて部屋から出た創。
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