私、拾われました!
「明日から、一緒に学校行くから今日は早めに寝ろよ!!」

「はい」



皆の世話を済ますと、ベッドに横になり瞼を閉じる。



不安でいっぱいいっぱいの朝になるのは、あっという間だった。



雀の囀りが聞こえ、目を覚ましてカーテンを開ける。

明るい光が部屋に入り、気分は最高だ。



トン、トントン。

部屋をノックする音が聞こえた瞬間、考えたのは創さんの顔。



「ど、どうぞ!」



ドアがゆっくり開くと、久遠が顔を覗かせる。
< 50 / 437 >

この作品をシェア

pagetop