私、拾われました!
教室に入ると、想像していたよりは普通。


真新しい机と椅子がズラーっと並び、歴史を感じさせる大きな黒板が教室とい雰囲気を醸し出していた。



1番後ろの席にドカッと座った久遠。



「美琴!」

「は、はい……」

「隣に座れ!!」

「あ、はい……」



席は座る場所が決まっているんじゃないかな?と、思いながらも隣に腰掛けた。


教室。生徒。黒板。

それらと触れた瞬間、自分が高校に通える事を実感出来た。
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