私、拾われました!
「席に座るぞ!」



そう言うと、学食の中心にある豪華なテーブルに腰掛けた久遠。

そのテーブルは大きく数人座れそうだが、誰も座っていない。



「この席が空いていてラッキーだったね……」

「俺の専用テーブルなんだから、空いていて当然だろ!!」



はっ?

久遠の専用テーブル!!



まるで、この学校の王様みたいな存在の久遠。




「なんで、久遠の専用テーブルが有るのよ!?」

「俺は、普通とは違うんだよ!」

「……」



久遠の言い方が気に食わない。
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