禁忌は解禁された
「姫はわかってくれます」
「うん」
そこに、一颯からメッセージが入る。
『颯天、さっきはごめんね。
声が聞きたいです。
時間がある時でいいので、電話ください』
颯天はすぐ、一颯に電話をかける。
『もしもし?』
「一颯!!」
『颯天、さっきはごめんね!
本当は、颯天のこと大好きだよ!
さっきは、バカって言われて悲しくて……』
「ううん!ううん!俺こそ、ごめんね!ごめん、あんな怖がらせるようなこと……ごめんな!」
颯天は、何度も必死に謝る。
とにかく、許してほしくて………
『ううん!
あのね、颯天。
やっぱり、彼に会いたい』
「一颯…」
『高校一年生の時に、色々あって助けてくれた人なの。お礼を言えないまま転校しちゃったから、ちゃんと会ってお礼を言いたいの。だから、お願い!』
「…………わかった」
ほっと息をつく颯天の姿に、銀二達は安心したように微笑むのだった。
「井……あ、真紘くん!」
「はい」
「さっきは、ありがとう!」
「いえ!」
「今、颯天と話して仲直りできたよ!」
「そうですか!良かったですね!」
「それでね。
今日の外食、颯天に許可もらったの。
颯天が帰ってくる前に、お買い物行きたいんだけど……」
「はい、わかりました。すぐに準備しますね!」
「真紘くん」
車内で、運転中の井田に声をかける一颯。
「はい」
「今日会うお友達に何かプレゼントしたいんだけど、どんな物がいいと思う?気を遣わせない贈り物がいいんだけど………」
「そうですね…高校の時から会ってないのなら、好みがわからないですもんね……」
「うん。そうなの。
真紘くんだったら、どんな物がいい?」
「…………俺は、姫からの贈り物ならどんなものでも嬉しいです!」
「………答えになってないよ」
「あ、ですね……
無難にボールペンとかどうですか?
食べ物とか飲み物は、好き嫌いがあるし……
ボールペンなら、何かしら使うことがあるだろうから」
「ボールペンかぁー!うん、そうする!」
ボールペンを購入し、屋敷で颯天を待つ。
颯天が帰ってきて、玄関で出迎える。
扉が開いたかと思うと、颯天が駆けてきてあっという間に抱き締められた。
「一颯……一颯、ごめんね……怖がらせて、ごめん」
すがるように呟いた。
その声に、一颯は目頭が熱くなり目が潤む。
一颯も颯天に抱きついた。
「ううん!私こそ、ごめんね……」
「いや、俺が悪いの!!」
「颯天」
「ん?」
「大好き…」
「うん」
「大好き!」
「俺も、大好き!!」
「大好きだよ!」
「うん、ありがと!」
「好き」
「うん、一颯、もういいよ!」
「好きなの!!」
「一颯?」
颯天は腕をとき、一颯の顔を覗き込んだ。
「だからもう…あんな、怖い颯天は……」
「うん…ごめんね……」
颯天は、一颯の頭を撫でキスしたのだった。
「うん」
そこに、一颯からメッセージが入る。
『颯天、さっきはごめんね。
声が聞きたいです。
時間がある時でいいので、電話ください』
颯天はすぐ、一颯に電話をかける。
『もしもし?』
「一颯!!」
『颯天、さっきはごめんね!
本当は、颯天のこと大好きだよ!
さっきは、バカって言われて悲しくて……』
「ううん!ううん!俺こそ、ごめんね!ごめん、あんな怖がらせるようなこと……ごめんな!」
颯天は、何度も必死に謝る。
とにかく、許してほしくて………
『ううん!
あのね、颯天。
やっぱり、彼に会いたい』
「一颯…」
『高校一年生の時に、色々あって助けてくれた人なの。お礼を言えないまま転校しちゃったから、ちゃんと会ってお礼を言いたいの。だから、お願い!』
「…………わかった」
ほっと息をつく颯天の姿に、銀二達は安心したように微笑むのだった。
「井……あ、真紘くん!」
「はい」
「さっきは、ありがとう!」
「いえ!」
「今、颯天と話して仲直りできたよ!」
「そうですか!良かったですね!」
「それでね。
今日の外食、颯天に許可もらったの。
颯天が帰ってくる前に、お買い物行きたいんだけど……」
「はい、わかりました。すぐに準備しますね!」
「真紘くん」
車内で、運転中の井田に声をかける一颯。
「はい」
「今日会うお友達に何かプレゼントしたいんだけど、どんな物がいいと思う?気を遣わせない贈り物がいいんだけど………」
「そうですね…高校の時から会ってないのなら、好みがわからないですもんね……」
「うん。そうなの。
真紘くんだったら、どんな物がいい?」
「…………俺は、姫からの贈り物ならどんなものでも嬉しいです!」
「………答えになってないよ」
「あ、ですね……
無難にボールペンとかどうですか?
食べ物とか飲み物は、好き嫌いがあるし……
ボールペンなら、何かしら使うことがあるだろうから」
「ボールペンかぁー!うん、そうする!」
ボールペンを購入し、屋敷で颯天を待つ。
颯天が帰ってきて、玄関で出迎える。
扉が開いたかと思うと、颯天が駆けてきてあっという間に抱き締められた。
「一颯……一颯、ごめんね……怖がらせて、ごめん」
すがるように呟いた。
その声に、一颯は目頭が熱くなり目が潤む。
一颯も颯天に抱きついた。
「ううん!私こそ、ごめんね……」
「いや、俺が悪いの!!」
「颯天」
「ん?」
「大好き…」
「うん」
「大好き!」
「俺も、大好き!!」
「大好きだよ!」
「うん、ありがと!」
「好き」
「うん、一颯、もういいよ!」
「好きなの!!」
「一颯?」
颯天は腕をとき、一颯の顔を覗き込んだ。
「だからもう…あんな、怖い颯天は……」
「うん…ごめんね……」
颯天は、一颯の頭を撫でキスしたのだった。