臆病な私に,君の溺愛は甘過ぎる。
あの時の麻冬ちゃんはもっと感情のまま動いていて,可愛らしかった。
本来の姿は,あっちのはずなのだ。
なのに私が個人的なことに巻き込んでしまって……
「…うん。澪ちゃんって,呼んでもいい?」
「うんっうん! もちろん!」
寧ろ私は,本当はそう呼んで欲しかったのだ。
「また,会いに行ってもいい?」
「いつでも」
「お兄ちゃんも?」
「ええ,一緒にお菓子を食べると約束したの」
「仲良くしてくれる?」
「うん。心配掛けてごめんね」
菖は多分まだ来ないけれど
「土曜日にでもおいで」
私達は1つ,小さな約束を交わした。
本来の姿は,あっちのはずなのだ。
なのに私が個人的なことに巻き込んでしまって……
「…うん。澪ちゃんって,呼んでもいい?」
「うんっうん! もちろん!」
寧ろ私は,本当はそう呼んで欲しかったのだ。
「また,会いに行ってもいい?」
「いつでも」
「お兄ちゃんも?」
「ええ,一緒にお菓子を食べると約束したの」
「仲良くしてくれる?」
「うん。心配掛けてごめんね」
菖は多分まだ来ないけれど
「土曜日にでもおいで」
私達は1つ,小さな約束を交わした。