臆病な私に,君の溺愛は甘過ぎる。
出来上がったお粥を,私は大きなお皿に2杯も食べてしまった。

すっかり満腹な私に,お義母さんが言う。



「もうちょっと休んでたら? 明日も学校だからね」

「ん~そうだね……」



既に散々眠った後だが,まだ足りない気がする。



「おやすみ」



私はまた階段を上って,自分の部屋のベットにもぐった。
____________________



ー誰かが笑ってる。

その人の言葉を聞いて,私も笑ってる。

誰かが倒れてる。

私が泣いている。

その誰かは何かを言って,泣いている私に,やっぱり笑った。

____________________
< 154 / 262 >

この作品をシェア

pagetop