リスタート
何分そうしていただろう。わたしはゆっくりと目を開けた。

(さっきのは、何だったんだろう??)

そんな疑問が頭に浮かんだとき、視界の隅に“何か”いるのに気づいた。

──⁉︎

視界の先にいたのは背の高い男の人。
見た目は高校生くらい。
髪は青みがかった銀髪で、癖っ毛なのかところどころはねている。
丸く大きな目。瞳はきれいな空色。
左耳にだけシンプルなデザインのピアスがいくつか付けてある。

まるで、ファンタジーの世界から飛び出してきたよう。
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