【11/19番外編追加しました】辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
「アレックス様、一つだけ約束してください。フェリーネとアンネを守ると」
まさか私たちの身を案じてのことだとは思わず、私は目をパチパチとしてしまう。
「その心配はもっともだ。必ず私が守る」
きっぱりと言い切ったアレックス様に、コレットさんは小さく息を吐くと私に視線を向けた。
「フェリーネ、後からすぐ行きますからね。それまで無理はしないのよ」
「はい……」
こんな突然現れた私たち親子を気にかけてくれて、優しくしてくれたコレットやカーラや城のみんなには感謝しかなくて涙が浮かびそうになる。
「まずは王宮に戻られるのですね?」
コレットさんが確認するように言うと、アレックス様は何度かうなずいて見せた。
まさか私たちの身を案じてのことだとは思わず、私は目をパチパチとしてしまう。
「その心配はもっともだ。必ず私が守る」
きっぱりと言い切ったアレックス様に、コレットさんは小さく息を吐くと私に視線を向けた。
「フェリーネ、後からすぐ行きますからね。それまで無理はしないのよ」
「はい……」
こんな突然現れた私たち親子を気にかけてくれて、優しくしてくれたコレットやカーラや城のみんなには感謝しかなくて涙が浮かびそうになる。
「まずは王宮に戻られるのですね?」
コレットさんが確認するように言うと、アレックス様は何度かうなずいて見せた。