【11/19番外編追加しました】辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
「殿下の近くのお部屋を用意するようにとのことでしたので、こちらへ」
一度その部屋を出て廊下に出れば、立派な肖像画や花が飾られている。
少し歩くとトマス卿が足を止めた。
「こちらのお部屋です」
「少し離れていないか?」
そんな二人のやり取りを聞きながら、開けられた扉の向こうの部屋を見て私は息をのむ。
そこは明るい日差しが入り、白い壁にピンクの模様が描かれた壁紙の部屋で、アレックス様のベッドと遜色がないぐらいの立派なベッド。大きな部屋の一角には木馬や積み木などのおもちゃ、そしてアンネのお昼寝用だろうか、小さなベッドやピンク色のタンスまで揃えられていた。
ゆっくり中へ入りその中を見れば、今まで着たことなどないかわいらしいレースや、赤やピンクの洋服がこれでもかと用意されている。
一度その部屋を出て廊下に出れば、立派な肖像画や花が飾られている。
少し歩くとトマス卿が足を止めた。
「こちらのお部屋です」
「少し離れていないか?」
そんな二人のやり取りを聞きながら、開けられた扉の向こうの部屋を見て私は息をのむ。
そこは明るい日差しが入り、白い壁にピンクの模様が描かれた壁紙の部屋で、アレックス様のベッドと遜色がないぐらいの立派なベッド。大きな部屋の一角には木馬や積み木などのおもちゃ、そしてアンネのお昼寝用だろうか、小さなベッドやピンク色のタンスまで揃えられていた。
ゆっくり中へ入りその中を見れば、今まで着たことなどないかわいらしいレースや、赤やピンクの洋服がこれでもかと用意されている。