【11/19番外編追加しました】辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
「フェリーネ様のご準備はアンリエッタ様が指示なさっていたので、問題はないかと」
そう言いながら広いクローゼットを開けば、見たこともないようなドレスがたくさん並べられていて、今度こそ私はきっとポカンと口が開いていたのだろう。
そんな私に構うことなく、トマス卿とアレックス様は会話を続ける。
「王妃付きの侍女頭のアンリエッタの指示なら間違いがないな。あと、フェリーネには誰が?」
「はい、それでしたら王妃様よりクラリスをとのことでした」
トマス卿はアレックス様の依頼をきちんとすべて理解していたのだろう、淡々と答えていく。
「クラリスを? それは母君からの好意だな。ありがたい」
「あの、アレ……。殿下、これは……」
そう言いながら広いクローゼットを開けば、見たこともないようなドレスがたくさん並べられていて、今度こそ私はきっとポカンと口が開いていたのだろう。
そんな私に構うことなく、トマス卿とアレックス様は会話を続ける。
「王妃付きの侍女頭のアンリエッタの指示なら間違いがないな。あと、フェリーネには誰が?」
「はい、それでしたら王妃様よりクラリスをとのことでした」
トマス卿はアレックス様の依頼をきちんとすべて理解していたのだろう、淡々と答えていく。
「クラリスを? それは母君からの好意だな。ありがたい」
「あの、アレ……。殿下、これは……」