【11/19番外編追加しました】辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
確かに夜となればそう解釈されても仕方がないかもしれないが、今日はそんな話ではないと確信しているし、二年前以来肌など見せていない。
渋々クラリスが用意してくれた、いつも通りシンプルな夜着を着て、アンネを寝かしつけると一人ソワソワしながらアレックス様が来るのを待つ。
久しぶりに会うということと、クラリスのナイトドレスを見たせいでなぜか落ち着かない。
こんな邪な感情をなくさなければと息を整えたところで、小さめなドアをたたく音がした。
急いで扉へと向かい手をかけて、「はい」と返事をする。
クラリスの「お見えです」との声に、私はキュッと無意識に夜着の胸元を抑えた。そして目の前に現れたアレックス様に息をのむ。
政務室の帰りにでも寄られると思っていた私だったが、その姿はもう眠るままの姿だった。
渋々クラリスが用意してくれた、いつも通りシンプルな夜着を着て、アンネを寝かしつけると一人ソワソワしながらアレックス様が来るのを待つ。
久しぶりに会うということと、クラリスのナイトドレスを見たせいでなぜか落ち着かない。
こんな邪な感情をなくさなければと息を整えたところで、小さめなドアをたたく音がした。
急いで扉へと向かい手をかけて、「はい」と返事をする。
クラリスの「お見えです」との声に、私はキュッと無意識に夜着の胸元を抑えた。そして目の前に現れたアレックス様に息をのむ。
政務室の帰りにでも寄られると思っていた私だったが、その姿はもう眠るままの姿だった。