クラスメィト~体育倉庫に閉じ込められてから気になる同級生~
「あれー?吉田くん。どうしたのかな?」
まるで、主導権を取りましたとの勝ち誇ったかのように。
一歩一歩…俺へと近付いてきた。
「ばっ馬鹿近寄んなって!」
「何でかなぁ?」
そう言って俺の背後にまわり、耳に息を吹きかけてきた。
もちろんさっきの仕返しだ。だけど、仕返しとかお返しとか今はそんな余裕なんかあるハズがない。
「お前マジ襲うかんな」
「あはっ。吉田おもしろいね」
背中に柔らかい感触があたってるし、もうシャレんなんねぇっ。