クラスメィト~体育倉庫に閉じ込められてから気になる同級生~
「えっ?何?何ここ学校?」
「学校だよ」
「えー…、え?」
なにがなんだか頭がついていかない。
「お前、気持ち良さそうに眠りかけやがって…」
「私あのまま眠っちゃったんだ?」
嘘…ありえないっ!!
仮にも吉田の前で…。
恥ずかしさのあまり、サーと血の気がひいてくる。
「お前のお陰で、とっぷり日が暮れちまったじゃねぇかっ!」
と吉田は言い、私の頬をぎゅううぅと引っ張る。
「いひゃっ!」
痛い……夢じゃない。
さっきまで太陽が出てたのに、今は夕日になってしまっている。