ひねくれた純愛 アイリスとカーライル

告白の説明

<クラウンレストラン・夜6時45分>

俺は一番いいスーツを着て、
靴もピカピカに磨いて
レストランのロビーに立った。

人が多いが、教授の姿がない
7時になった。

気が変わったか・・
はぁとため息をついて、
「ハミルトンで予約が入っているか、調べてくれないか?」

レストランの案内係に聞くと
「ご予約のお客様はあちらに・・」
案内係が、店の奥を示した。

一番奥のカーテンの陰に隠れる
ように、黒髪の女が座っていた。

眼鏡をかけていないし、
綺麗に化粧もしている。

髪は緩く巻かれて、
胸元の開いた黒のレースのドレスを着ている。
耳には、輝くイヤリングが揺れている。
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