ひねくれた純愛 アイリスとカーライル
男女関係は・・わからないものだ。
トーマス・ハミルトンが
若い、いや幼さの残る娘を
異常に好む性癖があったのかもしれない。

「教授が無くなって、
すぐに研修所の仕事は彼女が
引き継いでいったし。
彼女はとても優秀だから、
問題はなかったわ。」

彼女はそう言って、コーヒーを飲み干した。
「私、行かなくちゃ。」
「ここは俺のおごりだ。
楽しかった」

ミリーは嬉しそうに
「御馳走さま。
また、何かあれば言ってね」
俺に小さく手を振って、足早に立ち去った。

俺はたばこを吸いたかったが、
我慢して、冷たくなったコーヒーを飲み干した。

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