クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
ティメルが言い終わるか終わらないかのうちに、デーセオの手が伸びてきた。そしてティメルの手首を掴むと、レーニスの手から無理矢理引き離す。
「わかったなら、もう触れる必要は無いよな」
「はいはい」
ティメルは苦笑するしかない。
それよりも、レーニスはちょっとだけ心臓がパクパクと言っていた。聖なる力を感じるとティメルが言っていたからだ。
「あの、ティメル。もしかして、その私の力は、戻ってきた、ということでしょうか」
「戻ってきた、というよりは戻ってきているという表現の方が正しいかもしれません」
「戻ってきている……」
「わかったなら、もう触れる必要は無いよな」
「はいはい」
ティメルは苦笑するしかない。
それよりも、レーニスはちょっとだけ心臓がパクパクと言っていた。聖なる力を感じるとティメルが言っていたからだ。
「あの、ティメル。もしかして、その私の力は、戻ってきた、ということでしょうか」
「戻ってきた、というよりは戻ってきているという表現の方が正しいかもしれません」
「戻ってきている……」