クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
「ですから、今。デーセオ様は竜騎士部隊の方のお仕事もあると申し上げたばかりですよね。二人で行けるところは二人で行ってください。ですが、デーセオ様は竜騎士部隊のお仕事を優先させてください、という意味です」
「俺的にはレーニスを優先させたいのだが」
「そういうことを言うのはやめましょう」
ティメルがピシャリと言うので、デーセオは渋々口を閉じた。
「さすがに私一人でそちらに向かうというのもまだ早いと思いますので、その、旦那様が視察されるときに同行するという形でお願いします」
どうやらこの妻は、ちょっと色ボケし始めた旦那の扱いを覚えてきたようだ。ティメル一人では手に負えなくなりつつこの主を、うまく手の平で転がしてくれたなら、非常に助かるところ。
「では、スケジュールの調整は私が行いましょう」
ティメルが立ち上がった。そろそろこの二人の空間にいるのは耐えられないという思いと、レーニスに力が戻ったことを確認できたのであればもう十分だという思いと。
「俺的にはレーニスを優先させたいのだが」
「そういうことを言うのはやめましょう」
ティメルがピシャリと言うので、デーセオは渋々口を閉じた。
「さすがに私一人でそちらに向かうというのもまだ早いと思いますので、その、旦那様が視察されるときに同行するという形でお願いします」
どうやらこの妻は、ちょっと色ボケし始めた旦那の扱いを覚えてきたようだ。ティメル一人では手に負えなくなりつつこの主を、うまく手の平で転がしてくれたなら、非常に助かるところ。
「では、スケジュールの調整は私が行いましょう」
ティメルが立ち上がった。そろそろこの二人の空間にいるのは耐えられないという思いと、レーニスに力が戻ったことを確認できたのであればもう十分だという思いと。