クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
「あ、部隊長。お疲れ様です」
宿舎の談話室で休憩していた竜騎士の一人がデーセオに気付いたようだ。彼を見つけると、すっと立ち上がって頭を下げる。
「あ、いや。そのままでいい。休憩中なら、ゆっくり休んでいろ。き、今日は、つ、妻が、ここを見学したいと、その、言っていて、だな」
「あ、部隊長の奥様ですか」
ピシッと挨拶をする彼らに、レーニスも労いの声をかける。
「奥様からそのようなお言葉を頂けるとは、感無量であります」
似たもの上司と部下、とティメルは思った。この部下もレーニスを見ては、鼻の下を通常の二倍にも伸ばしている。レーニスは可愛い、と客観的に見て思う。見目はそれなりに整っている。さらに、長年聖女候補として慎ましく生活をしてきたからか、そこから滲み出る柔らかさが、彼女の魅力をさらに倍増させているのだ。
宿舎の談話室で休憩していた竜騎士の一人がデーセオに気付いたようだ。彼を見つけると、すっと立ち上がって頭を下げる。
「あ、いや。そのままでいい。休憩中なら、ゆっくり休んでいろ。き、今日は、つ、妻が、ここを見学したいと、その、言っていて、だな」
「あ、部隊長の奥様ですか」
ピシッと挨拶をする彼らに、レーニスも労いの声をかける。
「奥様からそのようなお言葉を頂けるとは、感無量であります」
似たもの上司と部下、とティメルは思った。この部下もレーニスを見ては、鼻の下を通常の二倍にも伸ばしている。レーニスは可愛い、と客観的に見て思う。見目はそれなりに整っている。さらに、長年聖女候補として慎ましく生活をしてきたからか、そこから滲み出る柔らかさが、彼女の魅力をさらに倍増させているのだ。