クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
「聖女様がいらっしゃるだろう。その話を教えてくれたのは、お前たち王都の騎士だろうがっ」
「そうでしたか。さすが聖女様でいらっしゃいます」
あの隣国との一戦は、デーセオ率いる竜騎士部隊だけでなく、王都からも騎士を派遣してもらっていた。そのときに、デーセオの呪いについては幾人かの王都の騎士達にも目撃され、もしかしたらデーセオは竜騎士の部隊長を退くかもしれないという噂も駆け巡ったとか。
「どうぞどうぞ」
顔見知りということもあったのだろう。門番を務める騎士に軽くそう流され、王城内へと足を踏み入れる。そこで国王陛下への謁見の件を伝えれば、別室へと案内される。デーセオが今日、王城に行くことは事前に伝えてあったはず。
「ですが、陛下もがっかりされるのでは?」
と、口を開いたのはティメル。
「何が、だ」
「そうでしたか。さすが聖女様でいらっしゃいます」
あの隣国との一戦は、デーセオ率いる竜騎士部隊だけでなく、王都からも騎士を派遣してもらっていた。そのときに、デーセオの呪いについては幾人かの王都の騎士達にも目撃され、もしかしたらデーセオは竜騎士の部隊長を退くかもしれないという噂も駆け巡ったとか。
「どうぞどうぞ」
顔見知りということもあったのだろう。門番を務める騎士に軽くそう流され、王城内へと足を踏み入れる。そこで国王陛下への謁見の件を伝えれば、別室へと案内される。デーセオが今日、王城に行くことは事前に伝えてあったはず。
「ですが、陛下もがっかりされるのでは?」
と、口を開いたのはティメル。
「何が、だ」