クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
国王との謁見
結局通された場所は応接室で目の前にはお茶やらお菓子やらが並べられている。
「君と腹を割って話すには、こちらの方がいいだろう」
「俺には腹を割って話すような内容は何もないがな」
「いやいや、まずは、結婚おめでとう。で、花嫁はそっちか?」
と言うそっちは、恐らくティメルのことを指しているのだろう。
「んなわけあるか。妻は置いてきた。おいそれとお前に会わせるわけにはいかないからな」
「酷い。普通、結婚の報告といったら夫婦そろってくるものだろ?」
「そんなこと。あれには書いてなかっただろうが」
「普通は書かなくても、なんとなくわかるよな」という顔を国王はティメルに向けると「デーセオ様にははっきり言わないとわかりません」という顔でティメルは返した。言葉が無くてもなんとなく自分のことでやりとりをされているデーセオは顔を歪めるしかない。
「君と腹を割って話すには、こちらの方がいいだろう」
「俺には腹を割って話すような内容は何もないがな」
「いやいや、まずは、結婚おめでとう。で、花嫁はそっちか?」
と言うそっちは、恐らくティメルのことを指しているのだろう。
「んなわけあるか。妻は置いてきた。おいそれとお前に会わせるわけにはいかないからな」
「酷い。普通、結婚の報告といったら夫婦そろってくるものだろ?」
「そんなこと。あれには書いてなかっただろうが」
「普通は書かなくても、なんとなくわかるよな」という顔を国王はティメルに向けると「デーセオ様にははっきり言わないとわかりません」という顔でティメルは返した。言葉が無くてもなんとなく自分のことでやりとりをされているデーセオは顔を歪めるしかない。