クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
デーセオが真面目な顔をしてレーニスに伝えた言葉はそれ。このクレイデル王国を隣国サライトから護ると同時に、神殿の考えを一掃したい、と。
同時にできることなのかわからないけれど、レーニスは夫の考えに賛同した。だからこそ、この聖なる力を国を護るために使う、と決めた。
「レーニス様。手紙が届いております」
静かに本を読んでいるレーニスの元へ手紙を届けにきたのは執事のジョナサン。彼はいつも穏やかな笑みを浮かべている。デーセオが言うには鉄仮面とのことらしいのだが、恐らく穏やかな笑みの鉄仮面なのだろう。
「ありがとう」
レーニスが礼を言ってそれを受け取る。封を切られているのは、中身を確認されたためだそう。危険なものが同封されていないか、とか。恐らく、それを行っているのはデーセオ本人。使用人たちではない。夫に読まれて困るような手紙はこないはずなので、夫に文句を言うようなことはしないのだが。
「レーニス。手紙を読んだか」
と、先に手紙を読み、こうやって妻を心配してくるところが彼らしいというかなんというか。
同時にできることなのかわからないけれど、レーニスは夫の考えに賛同した。だからこそ、この聖なる力を国を護るために使う、と決めた。
「レーニス様。手紙が届いております」
静かに本を読んでいるレーニスの元へ手紙を届けにきたのは執事のジョナサン。彼はいつも穏やかな笑みを浮かべている。デーセオが言うには鉄仮面とのことらしいのだが、恐らく穏やかな笑みの鉄仮面なのだろう。
「ありがとう」
レーニスが礼を言ってそれを受け取る。封を切られているのは、中身を確認されたためだそう。危険なものが同封されていないか、とか。恐らく、それを行っているのはデーセオ本人。使用人たちではない。夫に読まれて困るような手紙はこないはずなので、夫に文句を言うようなことはしないのだが。
「レーニス。手紙を読んだか」
と、先に手紙を読み、こうやって妻を心配してくるところが彼らしいというかなんというか。