クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
「あ、はい。あのようにたくさんの方に祝っていただいたことはありませんでしたので」
近くにデーセオの顔があるのに、その顔をはっきりと見ることはできない。
「俺が、怖いか?」
デーセオはそう尋ねていた。暗闇でこの顔が見えないからといっても、なんとなく風体は感じることができるだろう。だが、返ってきた言葉は。
「いいえ」
すっとレーニスの手が伸びてきた。それがデーセオの頬に触れる。
「旦那様はなぜ、そのお顔を私にお見せくださらないのですか?」
デーセオはレーニスの手に、己の手を重ねて答える。
「醜いからだ。お前に魅せられるような顔をしていない」
デーセオはレーニスが笑ったのを感じた。ふっと、その息が鼻に触れたから。
「ですが、旦那様はお優しい方です。あの禿エロ親父に売られようとしていた私を助けようとしてくださった」
「だが、俺もエロ親父かもしれん」
デーセオは自分の頬に触れていた彼女の手を掴むと、その甲に口づけを落とす。
「お前を妻に娶った以上、白い結婚は望まない。生涯をかけてお前だけを愛することを約束する」
そしてその夜、デーセオは妻となった人物を抱いた。
近くにデーセオの顔があるのに、その顔をはっきりと見ることはできない。
「俺が、怖いか?」
デーセオはそう尋ねていた。暗闇でこの顔が見えないからといっても、なんとなく風体は感じることができるだろう。だが、返ってきた言葉は。
「いいえ」
すっとレーニスの手が伸びてきた。それがデーセオの頬に触れる。
「旦那様はなぜ、そのお顔を私にお見せくださらないのですか?」
デーセオはレーニスの手に、己の手を重ねて答える。
「醜いからだ。お前に魅せられるような顔をしていない」
デーセオはレーニスが笑ったのを感じた。ふっと、その息が鼻に触れたから。
「ですが、旦那様はお優しい方です。あの禿エロ親父に売られようとしていた私を助けようとしてくださった」
「だが、俺もエロ親父かもしれん」
デーセオは自分の頬に触れていた彼女の手を掴むと、その甲に口づけを落とす。
「お前を妻に娶った以上、白い結婚は望まない。生涯をかけてお前だけを愛することを約束する」
そしてその夜、デーセオは妻となった人物を抱いた。