クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
「ええ。その話は伺っております」
「その飛竜ですが。一匹、具合の悪い飛竜がおりまして」
ティメルのそれを耳にしたレーニスは眉の間に皺を寄せた。
「飛竜の鱗の色が、薄くなっているのです。何か、そういった現象に心当たりなどありますか?」
飛竜は、レーニスもお目にかかったことが無い。だから、ここに来ての楽しみの一つがその飛竜に会えるということでもあった。その飛竜が病気。しかも鱗の色が変わる、という。
飛竜を見たことのないレーニスは、まったくわけがわからない。
「ティメル。残念ながら、私は、飛竜を見たことがありません」
「はい。それを承知のうえで尋ねています。ですから、飛竜に限らず、その肌の色が変わってしまうような症状を見たことがありますか? そのような方に祈りを捧げたことはありますか? 我々は、あの神殿でレーニス様が誰よりも多く祈りを捧げていることを知っております。ですから、似たような症状の方にも祈りを捧げたことがあるのではないかと思って尋ねています」
「その飛竜ですが。一匹、具合の悪い飛竜がおりまして」
ティメルのそれを耳にしたレーニスは眉の間に皺を寄せた。
「飛竜の鱗の色が、薄くなっているのです。何か、そういった現象に心当たりなどありますか?」
飛竜は、レーニスもお目にかかったことが無い。だから、ここに来ての楽しみの一つがその飛竜に会えるということでもあった。その飛竜が病気。しかも鱗の色が変わる、という。
飛竜を見たことのないレーニスは、まったくわけがわからない。
「ティメル。残念ながら、私は、飛竜を見たことがありません」
「はい。それを承知のうえで尋ねています。ですから、飛竜に限らず、その肌の色が変わってしまうような症状を見たことがありますか? そのような方に祈りを捧げたことはありますか? 我々は、あの神殿でレーニス様が誰よりも多く祈りを捧げていることを知っております。ですから、似たような症状の方にも祈りを捧げたことがあるのではないかと思って尋ねています」