棗くんからは逃げられない
「本当にごめんなさい、」

「あ、あと」

怒るそぶりを見せず立ち上がるなつ…伊織くん


「僕の方が年下だし、彼氏なので実乃梨先輩、敬語禁止です」

「なっ……」

「敬語になったら、先輩からキスしてもらいますから」


「っ!いやで……絶対嫌」

「ふっ…危な」


「あー、いた、こんなひとのいないところで……実乃梨ちゃん?」

「ゆ、ユルちゃんヤッホー」

「うん、二人で何してたの?」


なに………


ブわぁ、と一気に全身が熱くなる

< 159 / 241 >

この作品をシェア

pagetop