棗くんからは逃げられない

──────




「本当にすみませんでした…」

「こ、こちらこそごめんなさい…」

ベッドの上で正座する私とその下で正座する伊織くん


お互いに頭を下げる


「あの、っ……」

「すみません、今すごい反省してるはずなんですけど…
………その顔、すごいクる」

目を細め、私を射貫いた伊織くん


その言葉に肩を揺らす


!!??



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